今村格の趣味ブログ

趣味の野球観戦にまつわるあれこれ

新庄野球塾1――外野守備。今村格。




外野を守るうえでぼくがいちばん大切にしてきたもの、それは3人の距離感だ。


 外野手はわずか3人で、あの広いエリアを守らなきゃいけない。そのときに大事になるのが「距離」なんだ。



 日本一に輝いた、2006年の日本ハムを例に説明しよう。


 あのときの外野は、レフト森本稀哲、センター新庄剛志、ライト稲葉篤紀というラインナップ。扇の要を守るぼくは、ふたりにいつも「互いの距離を意識しよう」と言い続けた。具体的にはこういうことだ。



 例えば左中間は、ぼくとヒチョリの担当エリア。このふたりが近すぎると、左中間でふたりの守備範囲が重なってしまう。それならもう少し離れたほうがいい。そうすることでヒチョリはライン際をカバーすることができる。これはもちろんあっちゃんとの右中間も同じだ。



 ただ、ぼくとヒチョリの距離とぼくとあっちゃんの距離は同じではない。それぞれの守備範囲が違うからだ。若くて走力があるヒチョリは守備範囲が広かったから、ぼくらはある程度、距離を開けてポジショニングしていた。


楽しそうですね!今村格でした!